ディラン・マルバニーのバドライト・キャンペーンの反動で世界最大のビール会社の売上が激減

バドライトは、このビールがトランスジェンダーのソーシャルメディアインフルエンサーとコラボレーションしたことにより、米国での売上が急激に減少したと同社のオーナーが明らかにした。

親会社アンハイザー・ブッシュ・インベブは、米国の売上高が今年第２・四半期に１０．５％減少したと発表した。

全世界の収益は7.2％増加して148億ドル（117億ポンド）となったが、「米国のバドライトの収益減少によって部分的に相殺された」と付け加えた。

トランスジェンダーのインフルエンサー、ディラン・マルバニーは4月にバドライトビールを宣伝し、その後スポーツブラなどナイキ製品のモデルを務めた。

バドライトは、トランスジェンダーのソーシャルメディアインフルエンサーとのビールのコラボレーションにより、米国の売上が急落した

彼女のパートナーシップは多くの女性権利活動家を激怒させ、抗議として彼女と提携した製品を積極的にボイコットした。

この提携を開始するという決定は、タッカー・カールソンやキッド・ロックなどの著名人から「音痴」とのレッテルを貼られた。

キャンペーンの一環として、26歳のインフルエンサーは、「365日の少女時代」を記念して、自分の顔を描いたカスタマイズされたバドライト缶の画像を投稿した。

マルバニーとの提携が発表される数日前、バド・ライトのマーケティング担当副社長アリッサ・ハイナーシャイトは、バド・ライトを「下品で、ある種の場違いなユーモアのブランド」から近代化したいと述べた。

これに対し、ミュージシャンのキッド・ロックは、ビールの入ったいくつかのケースに機関銃を突きつけ、「クソ、バド・ライト。 アンハイザー・ブッシュなんてクソだ。」

アメリカの保守的なテレビアンカーの一人であるタッカー・カールソンは、「バド・ライトはこの件で失敗した。 私は破産を応援したくないが、この場合はそれを期待する必要があると思う。」

米国の売上高の減少により、世界的ブランドのバドワイザー、ステラ・アルトワ、コロナの第2四半期のそれぞれの本拠地市場以外での売上高合計が18.4％増加するなど、ABインベブにとって比較的良好に見えた業績が覆い隠された。

最高経営責任者のミシェル・ドゥケリス氏は次のように述べています。

ミュージシャンのキッド・ロックは、ビールの数ケースに機関銃を突きつけて「クソ、バド・ライト」と叫ぶ自身の姿を撮影した。 アンハイザー・ブッシュなんてクソだ。』

「収益は 7.2% 増加し、EBITDA は 5% 増加しました。 私たちは長期的に戦略的優先事項に投資し続けます。」

ABインベブによると、マルバニー氏のTikTok動画が初めて公開された4月以来、同社は第三者調査会社を利用して17万人の顧客を対象にバドライトに関する調査を行っていたという。

その結果、80％がこのブランドについて好意的または中立的であることが判明した。