ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデビッド・ザスラフ氏、CNNの新社長にマーク・トンプソン氏を望んでいる：報道

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ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのCEO、デビッド・ザスラフ氏が、クリス・リヒト氏の後任としてCNNの次期会長を誰にするかについて決断を下したと伝えられている。

ニュースサイトのパックによると、ザスラフ氏はニューヨーク・タイムズ社の元社長マーク・トンプソン氏にハドソンヤードの手綱を引き継ぐよう説得しようとしているという。

トンプソン氏の履歴書には英国放送協会の局長としての職も含まれており、リヒト氏の後任の有力候補であると報じられている。

パック氏によると、ザスラフ氏は「かつてリヒトを追いかけていたのと同じ特異な焦点」を持って「トンプソン氏を積極的に採用しようとしている」という。

ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの広報担当者はコメントを控えた。

一方、ザスラフ氏が注目している英国の報道幹部はどうやらトンプソン氏だけではないようだ。

セマフォーによると、かつてBBCの局長でもあった英国人ジャーナリストのジェームズ・ハーディング氏が、ケーブルニュース局のトップの仕事についてCNNの親会社と連絡を取っているという。

ハーディング氏は、2013 年から 2017 年まで BBC ニュースを率いました。その後、英国に拠点を置くデジタルメディアの Tortoise を設立しました。

セマフォル氏によると、ＣＮＮスタッフらはザスラフ氏がリヒト氏の後継者探しを進めているスピードに驚いているという。

セマフォーの報道によると、CNNは来年の米大統領選挙まで暫定的に幹部3人によって運営され続けることが予想されていた。

リヒト氏は先週、ブロンクスで行われたヤンキースの試合でポスト紙に発見されたが、アトランティック誌のプロフィールで彼が薄っぺらでよそよそしく、特にスタッフの立場を考慮して自分の立場に不安を抱いていると描かれ、6月初旬に解任された。」と前任者ジェフ・ザッカーへの忠誠を続けた。

ザッカー氏は、CNNのマーケティング部門を率いていた部下のアリソン・ゴラスト氏と長年にわたる関係を続けていたことが判明し、昨年初めに社長を辞任した。

リヒト政権下のCNNは、低視聴率のほか、人事異動や、女性に関する物議を醸す発言をいくつか受けて解任されたアンカーのドン・レモンを含む、トップクラスの人材に関わる放送上の不祥事に悩まされていた。

リヒトが降板して以来、同局の新しい暫定ボスであるエイミー・エンテリス、ヴァージニア・モーズリー、エリック・シャーリングの下で視聴率の下落が続いている。

CNNは、トップのフォックスニュースや、ドナルド・トランプ前大統領の累積する法的トラブルの報道のおかげでここ数週間視聴率が急上昇している主なライバルであるMSNBCに大きく遅れをとっている。

トランプ政権時代、大統領が同ネットワークと頻繁にスパーリングを行い、CNNを「フェイクニュース」と決めつけていたため、CNNは一貫して高い視聴率を記録していた。