『スポーツセンター』アンカーのセージ・スティール、和解後にESPNを退社

長年「スポーツセンター」アンカーを務めたセージ・スティール氏が、ウォルト・ディズニー社所有のケーブルネットワークに対して起こした訴訟で和解した後、ESPNを退社する。

50歳のスティールは火曜日、以前はツイッターとして知られていたXへの投稿で退社を発表し、「ESPN/ディズニーとの訴訟を解決した後、より自由に憲法修正第1条の権利を行使できるようにするために退社することに決めた」と述べた。

ESPNは声明でスティールの退任を認めた。

「ESPNとセージ・スティールは、袂を分かつことに相互合意した」と代理人は述べた。 「私たちは彼女の長年にわたる多くの貢献に感謝しています。」

スティールさんは、全従業員に新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付けるディズニーの方針を批判した前年、スティールさんを短期間ベンチに置いた決定をめぐって、2022年4月に雇用主を提訴した。

スティールは元NFLクォーターバックが司会を務めるポッドキャスト「アンカット・ウィズ・ジェイ・カトラー」の2021年9月29日放送回に出演し、ワクチン接種の義務化を「気持ち悪い」「怖い」と発言し、上司らと衝突した。

会話の中でスティール氏は、オバマ前大統領の母親が白人で父親が自分の教育に加わっていないにもかかわらず、なぜオバマ前大統領が黒人であると自認するのかについても疑問を呈した。

カンパニータウン

ウォルト・ディズニー・カンパニーの部門は、オンラインスポーツ賭博アプリとウェブサイトにESPNの名前を掲載するペン・エンターテインメントとの提携を発表した。

2023 年 8 月 8 日

ESPNはスティールの発言が報じられた直後に彼女を地上から降ろした。 スティールさんはポッドキャスト放送直後に新型コロナウイルス感染症に感染し、10日間休暇をとった。 彼女の裁判所への提出書類には、彼女が公の場で謝罪するよう求められたと記載されている。

スティールはESPNの行為が憲法修正第1条の権利を侵害していると主張した。 彼女はまた、ESPNが他の従業員による物議を醸す発言を無視しながら彼女を非難するという不当な扱いをしたと主張した。

しかし、ESPNは以前、ソーシャルメディアで扇動的なコメントをしないよう警告されていた他のコメンテーターに対して措置を講じた。

ESPNは2017年、ダラス・カウボーイズのオーナー、ジェリー・ジョーンズの発言に不満を持ったファンに対し、チームの広告主をボイコットしグッズの購入をやめるべきだとツイッターで示唆したジェメレ・ヒルを2週間の出場停止処分とした。 ジョーンズ監督は「旗を軽視する」選手はプレーできないと述べていた。

スティールは2007年にESPNに入社。4年間「NBAカウントダウン」の共同司会者を務め、2021年2月には「スポーツセンター」正午（東部）版の共同アンカーに就任した。